「おなかのカビ」が病気の原因だった (日本人の腸はカビだらけ)

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  • マキノ出版 (2018年3月16日発売)
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病院に行っても原因がわからない、体に良い食事を採っているつもり、なのに体調がすぐれないのはなぜ??多くの日本人が感じているであろう疑問の答えが、ここにあると思う。
腸は体の免疫力の7~8割を担うが、腸内にカビが大量発生してしまうと、日和見菌が悪玉菌の働きをしてしまう。免疫力が落ち、さらにカビが増えてしまうという悪循環に陥いる。
腸ではセロトニンがつくられるが、メラトニンはセロトニンを材料としてつくられる。腸にカビがいると、睡眠まで阻害されてしまうのか。。
おなかにカビがいると低血糖が引き起こされ、異常な甘いもの好きになる。甘いものがやめられない人は、おなかのカビがそおうさせているかもしれないとのこと。パン、ピザ、ケーキ、クッキーなどの小麦製品、特にパンには小麦も砂糖も入っていて、おなかのカビの大好物。巻末に、おなかのカビを退治し症状が改善した方の例が載っていたが、ほとんどの方がパンを食べていたようだ。パンを食べる日本人は多いと思うが、これがカビの原因になっている方はきっとたくさんいるはず。
遺伝子組み換え食品(GMO)は抗生物質と考え、食べないこと。日本では規制が緩く、GMO商品があふれているようだ。GMO食品を採らないよう注意しなければ。しかし、なぜ日本では一部の食品をのぞき、遺伝子組み換えに関する表記をしてはいけないなどという決まりがあるのか。わざと毒を国民に食べさせようとしているとしか思えないが。。
カビを増やさないために、甘いものを控えること!これが大事。1か月ほどは断ったほうがよい。ステビアやら羅漢果は血糖値を上げないので代用するとよいそう。ただ、アステルパームは有害なのでとってはいけない。
パンやめんなどの炭水化物を減らすことも大事。カビの餌になってしまうから。小麦・砂糖・牛乳には中毒性があるので要注意!コメ、イモ、ソバは比較的安心。
化学調味料、人工甘味料、着色料、香料などの食品添加物も腸にダメージを与える。プチ断食(朝食抜き、一日一食など)もよい。パンと牛乳と砂糖を3週間やめて体調をみてみると、実はおなかにカビがいたことがわかるかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年5月11日
読了日 : 2020年5月11日
本棚登録日 : 2020年5月11日

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