アレクシア女史、欧羅巴(ヨーロッパ)で騎士団と遭う (英国パラソル奇譚)

  • 早川書房 (2011年12月7日発売)
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感想 : 66
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英国パラソル奇譚、第三弾。
ライオール教授の受難の回です(笑)

落ち着く暇もなく次から次へと襲撃があり、アレクシア一行はそれを撃退し、逃げまくる。怒涛の勢いが面白いです。パワーアップしたパラソルも大活躍。今回はフルーテも戦う!
それだというのに、マコン卿はその頃ホルマリンに呑まれてぐでんぐでんになっているとか……個人的にマコン卿にがっかりです。私だったらあんなに簡単に許せそうにないな。

より深くスチームパンクの世界が広がり、機械の事はあまりわからないのだけれど、どういうシーンなのか、等が読んでいてわかりやすく頭に浮かんでくる。
正直、そんな事実際にしてたらお腹の赤ちゃん大丈夫?とも思えるくらいにハードな逃避行だけれど、異界族と反異界族との子供なら丈夫なのかもしれない。
最終的にはマコン卿と仲直りをし、不貞疑惑を解消してロンドンに戻れそうではあるけれど、騎士団との関係はどうなるのか。地下にあるアレはどうなるのか。反異界族の存在は危うくなるのか。吸血鬼たちの動向はどうなるのか。気になる点はまだまだあって、先が気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外の作家
感想投稿日 : 2012年9月21日
読了日 : 2012年9月16日
本棚登録日 : 2012年9月21日

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