幸運を呼ぶサイエンス: 「意識」の力は現実を変える

著者 :
  • ルックナウ(グラフGP) (2005年9月1日発売)
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本棚登録 : 47
感想 : 9
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あやしげなタイトルにおびえず本を開くとそこは量子力学の世界。

体を構成している電子は普段は粒=カタマリのように振る舞っているが、あるとき波のように存在がにじみ、離れた2つの場所を同時に通り抜けることが出来る。電子の実験の中で、存在はつねにゆらぎ、あるときは「波」になったり「粒」になったりする結果が出た。
宇宙は真空から生まれた。絶対の虚無はなくて、可能性がゼロでないなら実現する。可能性の「揺らぎ」を含んだ空間、起こる可能性のあることは必ず起こる。
そして「波」は干渉し合うので高い可能性が複数あると足し合わされてさらに高くなる。うまく物理学を利用して思い描いた未来を引き寄せる解説書。
パラレルワールドの中で選ばれた枝分かれした世界に、どうしたら意識をつなげることができるか?!などと、なにがなにやら魅惑的な宇宙の不思議の中に、自分の存在もあるのだという摩訶不思議が、いつしかひも解かれているわかりやすい一冊。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 発見
感想投稿日 : 2009年9月12日
本棚登録日 : 2009年9月12日

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