「起業するのは何のため?」
「ビジネスの本質とは?」
世の中にビジネス書はたくさんありますが、このシンプルな質問に明確に答えてくれる本を、この本以外に知りません。
著者の出す答えを一言で言えば、「意義のある人生をおくるため」です。
人間誰しも意義のある人生をおくりたいと思っているわけですが、そのための手段をいろいろ検討してみると、「欠陥だらけとはいえ、ビジネスこそが、人類が自らをアート、文学、劇場、そして社会活動として表現できるまっとうな手段」であると著者は言っています。
この本を読むまで、私は起業家やベンチャー企業といった存在を野心や欲の塊のような目で見ていましたが、著者のいうように自分自身を表現することに素直な人なんだと思いそういう目でみると、納得・尊敬できる面が多々出てきます。
そして、自分自身が起業家になれなくても、自らを表現するための手段として仕事を捉えれば、転職先の選び方・仕事への取り組み方がだいぶ変わるものだなと思いました。
マイナーな出版社さんなので、書店にはあまり置いていないかもしれません。
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2007年4月29日
- 本棚登録日 : 2007年4月29日
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