大村智ものがたり~苦しい道こそ楽しい人生

著者 :
  • 毎日新聞出版 (2015年12月10日発売)
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感想 : 24
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ゴルフ場の土から、あらゆる病原菌を殺す物質をつくる細菌を見つけたとして、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智氏の半生を描いた本。大村氏本人による著作かと思って購入したが、書いたのは別の人だった。

小学生くらいを対象とした本で、難しい言葉は分かりやすく解説があったので、難なく読み通すことができた。

農家の長男として様々な自然の理を学んだ幼少期、スキーと卓球に打ち込んでいた学生時代。大学卒業後は夜間高校の教員として勤務し、生徒たちの真剣に学ぶ姿に心を動かされ、昼は大学院に通いながら学位を取得し、研究に打ち込んでいく。

全体として、大村氏の努力と成功事項がメイン。もっと、失敗したことや苦労したことなんかも盛り込んでもらいたかった。なんだか、凄い人過ぎて自分とはかけ離れた人だと思って読んでしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年5月5日
読了日 : 2018年5月5日
本棚登録日 : 2018年5月4日

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