芸術新潮 2024年1月号

  • 新潮社 (2023年12月25日発売)
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感想 : 19

つげ義春特集。
シュルレアリスムとリアリズムを自由に行き来する作家。

現実も夢を無意味であり、
意味がないと物事は関連性が失われ、
すべては脈絡がなくなり断片化し、時間も消え、
それがまさに夢の世界になる。

自己否定をすること。
自然の大きさを感じて自分がどんどんちっぽけになり、
最後は消えてしまう境地になる。

自己を忘れ無我になって主観を消すと、
世界はあるがままに認識できる。
自分の主観による意味づけを排して
あるがままの現実に即して描いていたら、
その作風が個性的だと評価された、とは本人の弁。
実に不思議なものだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑誌
感想投稿日 : 2017年2月7日
読了日 : 2017年2月7日
本棚登録日 : 2017年2月7日

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