夏の塩 (SHY NOVELS 233)

著者 :
  • 大洋図書 (2009年7月30日発売)
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感想 : 72
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「おまえが泣くところ見してみ」

なんだかんだで世話焼きサラリーマン(久留米充)・何かと不幸な院生(魚住真澄)
魚住が久留米の家に転がり込むところから始まる、生と死と友と愛のお話。

魚住くんシリーズ復刻版…だったのですね。知らなかった。
何気なく買ってみたら、大当り!あー新品買えばよかった(笑)
いくつかの区切りのよいお話しで構成されてますが、どれもこの人たちの世界を知るうえで欠かすことのできないお話しだなぁと思いました。魚住くんが様々な人と関わることで成長、、というか人間らしくなる様が微笑ましかったです。そして鈍い2人がもどかしい!そのもどかしさも一興。最後のお話しは涙無くして読めませんが、大切なものについて考えさせられる感慨深いお話しでした。
文句なしで殿堂入り!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL小説
感想投稿日 : 2010年1月1日
読了日 : 2010年1月1日
本棚登録日 : 2010年1月1日

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