理想の高校物理部で、部員たちの自発的な取り組みとして、ガルバーニからマクスウェルまで7人の発見物語が語られ、議論されています。高校生でここまでできたらすごいなあと思います。私自身はというと、オームあたりまでは何とかついて行ったけれど、ファラデーあたりから苦しくなって、マクスウェルでは、かすかに学生時代電磁気学の授業で習った公式のようなものが見え隠れしますが、何がなんだかさっぱりという感じです。最も印象に残って知識になったもの。10Aの電流を南北に流した導線から10cm離れたところに方位磁針を置くと、北から45°傾くということ。電流による磁力がちょうど地磁気の磁力と同じ強さになるから。いまや電気のない生活なんて考えられないのだけれど、150年ほど前には、電気とはいったいなんなのか、そこのところを一生懸命探っていたのですね。
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カテゴリ:
物理学
- 感想投稿日 : 2014年12月14日
- 本棚登録日 : 2014年12月14日
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