なぜ戦争が起きるかとか、戦争とはなにか的な、戦争に対する社会学的アプローチ。
14歳からとあるが確かに簡潔で戦争の基礎的な知識を得るのにいいかも。ただこの人の日本語はヘタクソなのでそこ要注意。
戦争の起きる要因に海洋国家や大陸国家の地政学的対立、国体の違い、力の不均衡、国家の尊厳と威信の四つを挙げている。そして戦争を局地戦争や全面戦争に分類してから、以上の基準でもって先の日米戦争を分析。そのあとで核時代や冷戦後の戦争を概観。
最終章では若者へ
1、シビリアン・コントロールの本質を知る
2、アメリカの戦争観を知る
3、究極の国益を骨身に染み込ませる
4、武士道を学ぶ
の四つを提言している。
シビリアン・コントロールそのものと武士道の考察がおれには新しく刺激になった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
軍事
- 感想投稿日 : 2008年12月18日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2008年12月18日
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