赤ちゃんといえども、言葉を発しないだけでわれわれと同じように世界のありようを見ている。幼児期における影響は、ともすればこれから先何十年にもわたって個々の土台となるほど大きいものだといえる。人との触れ合い、物の認識、周囲の環境、どれもこれもが赤ちゃんにとっては想像もできないほど多種多様で、それこそがまさに閉塞的で人工的だが、絶対的世界でさえある。子供は適度に放っておくのがいいとはいえ、大人の理屈を押し通すことなく、視線を落として同じ気持ちになって接していきたいものである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教育
- 感想投稿日 : 2011年2月10日
- 読了日 : 2011年2月10日
- 本棚登録日 : 2011年2月10日
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