哲学する赤ちゃん (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

  • 亜紀書房 (2010年10月27日発売)
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本棚登録 : 339
感想 : 25
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赤ちゃんといえども、言葉を発しないだけでわれわれと同じように世界のありようを見ている。幼児期における影響は、ともすればこれから先何十年にもわたって個々の土台となるほど大きいものだといえる。人との触れ合い、物の認識、周囲の環境、どれもこれもが赤ちゃんにとっては想像もできないほど多種多様で、それこそがまさに閉塞的で人工的だが、絶対的世界でさえある。子供は適度に放っておくのがいいとはいえ、大人の理屈を押し通すことなく、視線を落として同じ気持ちになって接していきたいものである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2011年2月10日
読了日 : 2011年2月10日
本棚登録日 : 2011年2月10日

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