モバイル・コンピューティング

著者 :
  • PHP研究所 (2010年2月6日発売)
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感想 : 16
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Androidやiphone、その他モバイル系の取り巻く状態が書かれている。
AIという言葉は知っていたが、IA(Inteligence Amplification 知能増強)という言葉を初めて知り、興味を持った。
一番驚いたのは、AndroidについてのGoogleの戦略だ。
米国のアナログ放送終了後の帯域をFCCの依頼によりオークションに参加はしたが、オークション参加を引き換えにGoogleはFCCに対し、オークションされる帯域をオープン化を取り付けた。
オークション開始早々最低落札価格を提示したのみで、早々に撤退する。
その後満を侍して、OSSのAndroid発表。なんとしたたかなことか。
次に驚いたのは、AndroidMarketの有料アプリの売り上げの配分だ。
私自身Androidアプリの開発を考えていたので、A■■leと同じ70%が開発者の取り分で、それ以外はGoogleの懐に入っているものだと思い、さぞかしもうけているだろうなぁと考えていたところ、実は残りの25%はキャリアにいき、Google自体は、AndroidMarketの運用実費程の5%しかもらっていないという。
よく言われていることだが、Googleは本当にAndroid単体で、もうけることは考えていないようだ。(AndroidOSもOSSだし)
どっかの独善企業A■■leとは大違いだ。
こんなこと書いたらA■■le信者にたたかれるなwジョ■スはA■■le、Pi■erを起こすなど、すごく尊敬しているが、販売戦略はあまり好きじゃないから、やっぱりこれまでもこれからもやっぱりAndroidを応援続けると思う。なんてったってDorid君がかわいするぎる!
それにしても面白かった。2,3年後、再び呼んで現実と筆者の予想を比べてみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2011年1月21日
読了日 : 2011年1月20日
本棚登録日 : 2010年10月22日

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