二軍男子が恋バナはじめました。

著者 :
  • 原書房 (2014年2月25日発売)
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本棚登録 : 122
感想 : 11
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別れを受け止めるということは、それまでの時間や関係性を肯定することにもなる。

ついは彼の苦しさで楽しかった思い出を「なかったこと」にしがちだけど、付き合ってた頃は楽しかったわけだし、時間的に考えても、本当は幸せな時の方が断然長かったわけだよね。

何事においても勝手に競争意識を持ち、そのくせ負けず嫌いなのって、男の悪い癖だよね。

男ってしんどい時、遠くで見守ってもらいつつも、事情それとなく察してほしいとかって思っちゃうんだよね。
大変な僕を見守って!そして頑張った僕を超褒めて!

男のやることなんて、ほとんどすべてが「僕を見て!僕を見て!」という自意識の絶唱ですよ。

自分のプライドを守るために、弱いところを認めず、カッコ悪い部分を隠し、見たくないものから目をそらし、聞きたくない言葉に耳を塞ぎ、とにかく自分に都合の良いように体裁を整える。それが男のカッコつけの正体なのかもしれない。
男が理屈や正論を並べ立てる時って、何らかの気持ちをごまかしてることが多いからね。

男って本当に現状維持が大好物じゃないですか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年6月15日
読了日 : 2014年6月15日
本棚登録日 : 2014年5月10日

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