昔の中国を舞台に普通の人間と人間ではない存在とが交わっている様子を自然なこととして描写しているところは僕僕先生シリーズと同じです。
このような作品を得意とする作家を他に知らず、またいずれも面白いので、このジャンルでは無二の存在だと思っています。
五嶽真形図を巡る争いもひと通り決着したので先の展開の予想ができませんが、後半になってようやく性格がまともになり始めた千里が成長していく物語になるのでしょうね。
最後に解説を読んで、千里が仁木氏の創作ではなく歴史上の人物だったことに驚きました。
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- 感想投稿日 : 2019年11月27日
- 読了日 : 2019年11月27日
- 本棚登録日 : 2019年4月4日
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