国家戦略特区の正体 外資に売られる日本 (集英社新書)

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  • 集英社 (2016年2月17日発売)
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感想 : 10
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経済特区の現状とデメリットについて解説した良書。SEZは基本ボトムアップ方式で決めていくものであり、トップダウンの形では地域の実情に合わず弊害が生まれる。また、先進国でSEZを設けても賃金が安い途上国のSEZに人材が流れてしまい外資系企業が参入するインセンティブを得られない。さらに、先んじて先進国でSEZを導入している韓国ではSEZはうまく機能していない。安倍政権が進める経済政策を見つめ直す良い機会となった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新自由主義(民営化・グローバリゼーション等)
感想投稿日 : 2016年11月28日
読了日 : 2016年11月28日
本棚登録日 : 2016年10月22日

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