賢者ナータン (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2020年11月10日発売)
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感想 : 6
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18世紀のドイツの思想家レッシングの作品。
第三回十字軍時のエルサレムを舞台に、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の相互理解を求めようとする登場人物たちが描かれる。日本人にとって宗教感覚はどうしても肌感覚で理解しきれないところがあるが、自分と異なる他者の中に共通性を見出そうとすることの重要さが語られていると思う。月並みではあるが、意見が先鋭化しやすい今こそこの考え方が必要であろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月12日
読了日 : 2021年1月12日
本棚登録日 : 2021年1月12日

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