イスラームの歴史 - 1400年の軌跡 (中公新書 2453)

  • 中央公論新社 (2017年9月20日発売)
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感想 : 21
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イスラームについて何も知らなかった。新聞やニュースなどの報道を通して感じた、怖いイメージしかなかった。
大半の人が普通に生活をしていて、テロなどの暴力とは無縁だとは思いながらも、行動には出さないだけなのかもともなんとなく思っていた。
イスラームのそもそもの思想は、宗教の自由と平等であると知り、特殊な人達ではない、むしろ高い理想を持っているのだとわかった。日本とは違う、大陸の激しい生存競争のなか、よりよく生きたいとの思いがあるのだと思った。
近代以上にこれから先の未来は、科学技術の進歩が早く、人間がよりよく生きるための方法を見出せないまま、人びとは生活していくこととなる。
著者の大切にしている"共感"が大切だと思う。悩みながら、対面し、寄り添いながら、試行錯誤していかなければならないと、改めて思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年6月14日
読了日 : 2019年6月14日
本棚登録日 : 2017年10月22日

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