こうした不満を並べている人々に、会社を変えることはできません。会社のあり方を決めるのは経営者。雇われ側の出る幕ではないからです。
自ら会社を立ち上げて経営すればしたいことができるのに、なぜわざわざ雇われ側という制約のある場に身を置いて不満を言うのですか?
いい会社に入って良い待遇で働きたいとは思うのに、自ら仕事を作ることは考えつかないのです。
ひとつの職種、ひとつの会社、ひとつの場所にとらわれないこと。ひとつの場に雇われるだけでなく、雇う視点も取り入れ、随時変化と進化をしながらやりたいことを実現させて、食べていくこと。そんな新時代の働き方を、私は労働2.0と名付けたいと思います。
仕事とは人に役立つ暇つぶし
人間がなぜ働くかと言うと暇だからなのです。もし一生生活するのに困らないだけのお金があったら、果たしてその人はただ遊んだりゴロゴロ寝たりする時で過ごすでしょうか。それは無理でしょう。きっと退屈で死にそうになるに違いありません。人は時間があれば何かしたいと思う生き物です。そして、できれば周囲に役立つことをしたいと思うものです。そばにいる誰かに、もしくは集団に、もしくは社会に喜んでもらう。
不満顔で働くより、リスクを恐れず、楽しく働く方が良いに決まっています。それには人に使われる「やらされ仕事」でない方がいい。自分自身の適性に合った「やりたい仕事」をやった方がいい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
就職・転職・人事・経理・総務(社内図書館)
- 感想投稿日 : 2021年8月28日
- 読了日 : 2021年8月28日
- 本棚登録日 : 2021年8月19日
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