教えから学びへ; 教育にとって一番大切なこと (河出新書)

著者 :
  • 河出書房新社 (2021年7月22日発売)
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本棚登録 : 311
感想 : 21
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新書なので手軽に読めると思ったが、読んでみるととても内容が濃く、これからの教育がどうあるべきか根本から問い直そうとしている良書。
効率的に早く知識だけを詰め込むことは、その子の世界感が育たない。そうではなく、社会の定義を教えそこからその子の意味、世界観を作っていくべきという考えはとても納得した。また、学びは子供の体験、日常から発せられ問いから始まる。ということは、学校の中だけの授業では子供をより良い人生に導くためや、主体性、彼らの世界観を育むための教育とはならない。そうではなく、学校と地域の連携を密にし課外授業の割合を増やしたり、著者の言っている学校を午前で切り上げて午後からは自分の興味のあるものをやっていくことが必要。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月30日
読了日 : 2023年9月29日
本棚登録日 : 2023年9月29日

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