いまやLINEを知らない人は少ないだろう。
それくらいモバイルにおけるインパクトを残しているアプリケーションを開発したNAVER(現在はLINE株式会社に分社)について書かれた書籍である。
韓国企業はグローバルなイメージがあるが、NAVERは日本で言うところのYahoo!であるので、国内大手Web企業であった。
元々メッセンジャーアプリはNAVERトークなるものがあったようだが、カカオトークの牙城を打ち破れなかったらしい。高機能であるが故だったようだ。
そして、NAVER JAPANの起死回生のLINE開発はシンプルな機能に絞ったものでのリリースだったようで、それがうまくはまった形だったという。統合時の齟齬なども紹介されたが、ダウングレードに収束させる場合、削ぎ落とすしかないんで一部不満もあっただろう。他にもNAVERの社風を知る事のできる1冊なので、ちょっとした興味本位で読んでみても面白いかもしれない。
■目次
1 LINE誕生後のNHN(危機は音もなく訪れる
LINEの誕生で世界が変わった
LINEがもたらした新たな地平)
2 LINE誕生前のNHN(グーグルも舌を巻いた迅速な意思決定と組織づくり
生活の中での新たな価値を提供するブランド戦略
ユーザーとともに歩む、未来に向けた経営哲学)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2013年8月10日
- 読了日 : 2013年8月10日
- 本棚登録日 : 2013年8月10日
みんなの感想をみる