800字を書く力 (祥伝社新書)

著者 :
  • 祥伝社 (2008年2月5日発売)
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感想 : 3
4

2008年の書籍なので、10年くらい前なのですが、ちょっと文章の文字数仮説で引っかかるものがあったため、読んでみた。
全体としては、小論などが取り上げられたりするケースもあり、きちんとした論理構成で文章を書くための国語の授業を受けたような読了感を得られる。
リレー作文の試みは初めて知ったけど、なかなか面白そうな取り組みだった。
読み手は実は予測しながら書いているというのは興味深い指摘。書くためには読まないといけないというのは私も思っているので、その辺りも言及があり、良かった。

◆目次
序章 学校で国語を学ぶ意味
1、言葉はなぜ必要か
2、人はなぜ文章を書くのか
第一章 「書くこと」の仕組み
1、人は絶えず「振り返る」
2、文は何かが足りない形をとる
3、文章は「書くと書ける」
4、恋文のカラクリ
第二章 800字を書く
1、リレー作文を知っていますか?
2、さて、最初の一文をどう書き出すか?
3、書くことに、感性や想像力は必要ない
4、「気になる一文」
5、なぜ最後まで読んでもらえないのか
6、不足に気づく力
7、文章に不可欠な「展開の妙」
8、800字書けば、言いたいことは伝わるのです
9、「起承転結」は必要ない
10、壊すということ
11、文学の話法
12、リレー作文がうまくいった理由を考える
第三章 言葉をどう自分のものにするか
1、言葉を実感する
2、具体と抽象
3、「ニュートラルな場」としての読み書き
第四章 「書ける」ようになるための読み方
1、読めない人の「読み方」
2、読みが完結するとき
3、国語という教科への誤解
4、通読してはいけない
5、はじめが肝心
6、疑問と待ち伏せーー読み方の基本姿勢
7、話の先を予測する習慣
8、文章の切れ目は、どこ?
9、読解問題に挑戦してみよう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑学
感想投稿日 : 2019年9月17日
読了日 : 2019年9月17日
本棚登録日 : 2019年9月17日

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