まずは親を超えなさい!~最新の脳科学と認知心理学を基にした自己実現プログラムTPIE公式ブック~
- フォレスト出版 (2009年7月7日発売)
総評:おそらくこういう目標を立てなさい系の本の本家だと思う。その他はこれを若干いじって本にしているイメージ。
・人は人を過去の延長線上で判断・予想するため、基本的に新しいチャレンジ・目標を否定する立場をとる。つまり、他人はドリームキラーになりがちだから、人に目標を話す事は避けた方がいい。そして、ネガティブな事をいうやつは身近に置かない方がいい。
・人は現在の自分に臨場感をもって、さらにそれを維持しようと無意識化に頑張る。このコンフォートゾーンから抜け出すためには、目標・未来の自分に臨場感をもってコンフォートゾーンをずらす事が大事である。
・そのためには、まず自分にするセルフトークを良く改める必要がある。このセルフトークがセルフイメージをつくりだす。
・ゴール設定は現在のコンフォート・ゾーンの外側に作る事が肝要。でないと、強い引力を発揮できず、結果だらける。
ゴール設定の注意点としては、
1.数値目標などを現状に合わせない。
2.現状の内側にゴールを設定してしまったら、ゴールを見直す。
ゴール設定をまず最初に行う事。
・セルフエスティームとエフィカシーを高める事がよい。「自分は優れている」と自分の価値を認める事。成功した時は「自分らしい」と考え、失敗したら「これは自分らしくない。これを繰り返さないぞ。よし、この次は必ず~しよう」と前向きなセルフトークを投げかける。
・効果的なメンタルトレーニング
1.今までにうまくできたと思う事を5~10個、リストアップ
2.次に、それらを一つ一つ、じっくり思いだし、その時に味わったポジティブな感情を引き出す。
3.その感情のままで、ゴールにいる自分とその世界をビジュアライズし、自分にこう問いかける。「この感覚は、私にとってどういう意味を持つのか。大変大きな意味を持つ」と。
これらによって、未来の成功体験を色づけし、情動記憶を作る。
・アファメーションの作り方
1.個人的なものである事・・・主語を私、私たちにする。
2.肯定的に書く
3.現在進行形で書く・・・「今まさに~している」
4.「達成している」という内容にする・・・「私は~を持っている」「私は~だ」
5.決して比較をしない・・・他人と比較してこうだは×
6.動を表す言葉を使う
7.感情を表す言葉を使う・・・ゴールを達成したときにいかに感動するかを呼び起こす言葉をつかって書く。
8.記述の精度を高める・・・不要な曖昧性がないように検討する。
9.バランスをとる・・・家庭、余暇、社会、精神性、教育、ビジネス、健康、婚姻関係、キャリア、財産などについて調和させる。矛盾させない
10.リアルなものにする・・・リアルな記述。
11.秘密にする。・・・ドリームキラーになるから他人に見せない。
- 感想投稿日 : 2012年12月11日
- 読了日 : 2012年12月11日
- 本棚登録日 : 2012年12月11日
みんなの感想をみる