犬のココロをよむ――伴侶動物学からわかること (岩波科学ライブラリー)

  • 岩波書店 (2012年11月8日発売)
3.70
  • (2)
  • (11)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 79
感想 : 15
4

犬を飼っている方、必読です!
あの犬の、あれにはこれには、こんなに意味があったのかと、「へえ」、「ほう」が止まらないです。

犬は、クンクン、キャンキャンの声の使い分け、表情の変化のみならず、尻尾を右に揺らすか、左に揺らすかで、好き嫌いを表現しているようです。

飼い主の表情や、視線、仕草を観察して空気を読んだり、行動をまねしたり。
伝えたいことがある時に、じっと見つめて、
「なに?」
ドアを見てから、もう一度飼い主を見つめて、
「なに?開けてほしいの?」
という行動(交互凝視)は、犬特有のものであるようです。なんと!可愛い!

思い込みだと思っていた数々の犬の行動が、生物科学的に立証され、犬を飼っている方なら、「ほら!やっぱりね!」と勇気が出ます。

合間に出てくる、ビクター社のロゴの犬のようなエピソードのコラムも、犬はいいなと思わせてくれます。
コラム①の話で、実家の愛犬を思い出しました。

図書館スタッフ(学園前):れお

----------
帝塚山大学図書館OPAC
http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=2110024804

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館おすすめ本 ~2017
感想投稿日 : 2017年1月6日
読了日 : 2016年12月1日
本棚登録日 : 2017年1月6日

みんなの感想をみる

ツイートする