ドカベン (9) (秋田文庫 6-9)

著者 :
  • 秋田書店 (1994年10月1日発売)
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感想 : 5
5

おすすめ度:100点

解説:イチロー氏
試合は終盤の8回表、パーフェクト寸前の里中に襲い掛かる雲竜3打席目。里中の失投を待ち、ファウルで粘る雲竜を前に里中の体力は限界を迎えようとしていた。この試合最後の難関ともいうべきこの打席、里中はオーバースローでの勝負球にすべてをかけた!
神奈川県大会を勝ち抜き、甲子園への切符を手に入れた明訓ナイン。
夏合宿で練習に専念できる時間が増えたとはいえ、1年生の太郎は掃除や洗濯に追われ、なかなか時間がとれずじまい。そんな彼の生真面目さを知る良きライバル、不知火と雲竜が太郎の練習相手をかって出る。お互いの実力を認めあった者からの熱い友情に、太郎は涙するのだった。
いよいよ甲子園球場に向けて出発する明訓ナイン。岩鬼の寝ぼけにサチ子の無賃乗車と相変わらずの騒がしさだが、太郎は気になるうわさを耳にする。
大会中の宿は不知火、雲竜らも強敵と認める「鳴門の牙」を擁する高知代表の土佐丸高校と一緒だという。太郎は何か因縁めいたものを感じるのだが…。
ついに夏の甲子園大会の開会式当日! 深紅の大優勝旗をかけて高校球児たちの熱い戦いがいよいよはじまった。明訓はなんと初日第1試合からの出場、しかも対戦相手はエース三吉率いる通天閣高校に決定! 太郎らにとっては初めての甲子園大会、早くも波乱の予感…!?
いよいよ明訓と通天閣高校の第1試合。岩鬼が始球式のボールをスタンドに放り込んでしまうなど、相変わらずのお騒がせからスタート。里中と三吉、地区大会をパーフェクトで突破した投手同士の激突で、試合は投手戦になるものと思われたが…。
7回の表に太郎が叩き出した先取点1を死守する明訓ナイン、緊張でガチガチになりながらも9回裏、通天閣の攻撃をしのいでいた。
勝利まであと1人というところで打順を迎えたのは他ならぬ三吉、里中の初球を極端なアッパースイングですくい上げた打球は、土壇場ギリギリで追いつくランニングホームランに!?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ニッポンの漫画
感想投稿日 : 2013年11月19日
読了日 : 2013年3月10日
本棚登録日 : 2013年11月19日

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