うそ!?うそうそうそ。信じられない!
どうしよう、心臓ばくばくしてる。手が震えてる、頭がぼわんぼわんしてる。
夢みたい!最高!!めちゃくちゃ幸せ!!!
私の大好きな『天官賜福』。
「大好きな〈簡体字版〉のストーリーに〈繁体字版(日本語版)〉の胸がキュンとなる大好きなシーンすべてが描かれた、夢のような『天官賜福』が読みたいっ!」
その願いがついに叶ったの!
もう最高傑作の完全版といってもいいでしょ。
大好きなエピソードやシーン、セリフがすべて詰まった『天官賜福』。
ずっとずっと恋焦がれてきた、夢の『天官賜福』。
それが今、晋江文学城(中国のネット小説サイト)で読めるのだ。
この『天官賜福』は、雑誌『すばる』(2023.6月号)の鼎談で、墨香銅臭老师が『天官賜福』日本語版は改訂前のもので、いつか改訂版を出したい……とおっしゃっていた、その改訂版のことでいいのかな?
私は本当に〈簡体字版〉のストーリーが大好き。
もちろん〈繁体字版(日本語版)〉のストーリーも大好きだよ。でもね、もっともっとストーリーが面白くなっているんだ。
物語の行き着く先は〈繁体字版(日本語版)〉と同じではあるのだけれど、そこへ向かうまでに広がっている景色が全く違う。
それに加えて、殿下と花城の心の距離が近づいていく様子が〈繁体字版〉よりも、時間をかけて丁寧に描かれているんだ。そんな二人がとても愛しい。
そのあたりのことについては〈簡体字版〉の感想にも残してあるので、こちらでは省略するけれど、本当に本当に本当に〈簡体字版〉のストーリーが大好きなの。
でも〈簡体字版〉については検閲があって、〈繁体字版〉では表現できたキュンとときめくシーンやセリフなどはカット、もしくは曖昧な表現(雰囲気を察して、みたいな)にすべて修正されてしまう。
あ、あと、罵り言葉なんかも変わっているかな。
それがもどかしくてもどかしくて仕方なかった。
ああ、〈簡体字版〉のストーリーに〈繁体字版〉のそれらのシーンが加わったら、無敵の『天官賜福』になるのに……とずっと夢見てはため息をついていた。
その夢がついに叶ったのです。最高傑作の『天官賜福』が今、私の眼の前にあるのだ。どうしよう、幸せすぎてどうしよう。どうしたらいいの。
もちろん願いといっても私が努力して叶えたわけじゃなくて、墨香銅臭老师が作品を書き上げてくださったから叶えられた願いなんだけど。
小説を書くということは命を削るほど苦しく困難なことだと思います。それでもこんなにも素晴らしい作品を読者に届けてくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。感動で胸がいっぱいです。
墨香銅臭老师、本当に本当にありがとうございます。
この『天官賜福』は、先にも書いたのだけど晋江文学城という中国のネット小説サイトで今、発表されている。
そのビッグニュースをブク友さんに教えていただいたときは思わず叫んでしまった。うそ、信じられないっ、夢じゃないの!?
とにかく何はなくとも作品を購入せねば。
胸が痛いほど高鳴る。深呼吸。まずは先に思いつくかぎりの私の大好きなエピソードやシーン、セリフなどを探して読んでみる。
すごいすごい全部ある!それに加筆修正されてもっと素敵になっている箇所も見つけた。感動だよ、泣いてるよ。生きててよかったよ。
たとえば、もうすぐ発売される日本語版3巻の終盤、殿下と花城の二人だけのシーンに、〈繁体字版〉では描かれていなかった花城の仕草が加筆されていて「きゃっ」となった。
また最終巻で、ある人物に花城のことを話す殿下の可愛らしいセリフがあるのだけど、〈簡体字版〉では修正されていて私には物足りなかったその言葉が、ちゃんと〈繁体字版〉のものになっていただけでなく、初めて恋をした殿下らしい描写に加筆修正されていたの。尊すぎて泣いた。
あと番外編もすべて〈繁体字版〉のままで、そこに〈簡体字版〉の「鬼王未梳妆」がプラスされている。このお話の花城と、ラストシーンが大好きなんです!!ぜひとも日本語版には収録してほしい。
でも晋江はお国の事情もあって、作品自体や作品内のいくつかの章に突然ロックが掛かり読めなくなる場合があるのです(鎖、鎖章という)。
そうやって今まで読めなかった『天官賜福』の鎖がついに解除されたんです!!
でもまた鎖になったらどうしよう……と、不安にかられ夜は眠れず。ならばと、徹夜を覚悟してその対策をしてしまった。これでひとまず安心かな。
明日から〈繁体字版〉、〈簡体字版〉と読み比べて、ほんの少しの違いを見つけたりして、宝探しのように楽しんでいきたい。じっくり、ゆっくり、大切に読んでいくつもり。
それから、この情報を教えてくださったブク友さん。ブク友さんのおかげで、私の幸せが詰まった一生の宝物の『天官賜福』が読めます。
中華古風ファンタジーにお詳しいブク友さんとお知り合いになれたことで、私の世界はどんどん広がっています。たくさんの素晴らしい小説を教えていただいただけでなく、猫耳FM(中国ラジドラ)や晋江にも誘っていただき、思い切って足を踏み入れることができました。
猫耳FMでは私の理想の陈张太康老师演じる花城に出会えました。初めて太康花城の声を聴いたとき、雷に打たれたかのように脳内が甘く痺れて堪りませんでした。この世で一番大好きな花城。
晋江文学城の城内は迷子になってまうほど読みたい作品が溢れていて、まるで万華鏡のような景色に感動してます。
どちらもブク友さんがいなければ、私一人では決して辿り着けなかった場所。
そして今、ブク友さんのおかげで、私がずっと焦がれていた『天官賜福』改訂版が読むことができます。ブク友さんと出会えたこと、それが私の幸運でなければ何だというのだろう。本当にありがとうございます。
そうこうしているあいだに来月はついに日本語版3巻が発売。この『天官賜福』改訂版もいつの日か〈繁体字版〉や〈日本語版〉の書籍で発売されたらいいな。してほしいな。
これからも『天官賜福』とともに幸せに生きていきたい。
- 感想投稿日 : 2024年3月27日
- 読了日 : 2024年3月27日
- 本棚登録日 : 2024年3月27日
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