前シリーズ、アレクシアとマコン卿の娘、大人になったプルーデンスが主人公。アイビィの双子の子ども、マダム・ルフォーの息子が主役で、わくわくしながらも物足りない仕上がり。
というのも子どもたちは自分たちの親が、どんな冒険をして、どんなロマンスを築いてきたか知らず、そのへんは語られないため、読者はニタニタするしかない。
今作は今後語られるロマンスの布石やキャラクターの紹介といった感じで、少し物足りないような気もする。しかし能力上仕方ないとはいえ、全裸でロンドンを駆け回る娘って、母よりやらかしがすごい。
狼男の他にも、猿人や猫女もでてくるし、教授とビフィは離れ離れに暮らしてるし、マコン卿は引退するっぽいし、今後が非常に気になる第一巻に仕上がっていると思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年10月3日
- 読了日 : 2016年10月3日
- 本棚登録日 : 2016年10月3日
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