いさご波

著者 :
  • 新潮社 (2009年10月23日発売)
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本棚登録 : 52
感想 : 9
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文庫化されたので購入しました。
読んだのは1年前ほどなので、買ってはみたものの再読する気は無かったのですが、他に読む本が無かったせいもあり、ついつい手を出してしまいました。
ストーリーがまだ記憶にあるうちの再読なので、あまり大きな感動は無く。まあ、仕方ないでしょうね。でも、やはりこの人の時代小説の凛とした雰囲気は大好きです。

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11-025 2011/03/18 ☆☆☆☆

珍しく図書館本です。短編集なので、寝床で1篇ずつ読んで行きました。
最近、嵌っている安住さん。
時代小説にも、武家もの、市井もの、岡場所もの、こっけいもの、捕り物、伝奇ものなどいろんなジャンルがありますが、安住さんは私の好きな武家ものを得意にされているようです。
武家の清冽な生き様を中心に置きながら、どこか暖かさを感じさせるのが特徴です。
この作品群はどこか既読感が有ったり、甘さもあり、ベストの作品とは言えません。でも、やはり染み入るような所があって良い作品だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代
感想投稿日 : 2012年4月12日
読了日 : 2012年4月12日
本棚登録日 : 2012年4月12日

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