壮大なスケールの年代史です。
分類からすればハードSFであり、あらゆるところに科学技術がちりばめられています。ただし、余り厳密に科学性を追求するのではなく、(むしろ説明不足で)若干唐突な感じがする位に扱われます。また、人物像をこねくり回したりせず、むしろ主人公達が歴史の観察者的に扱われているのもハードSF的な特徴です。背景は壮大ですが、一つ一つの短編はその中から切り取られた比較的等身大の物語であり、理解しやすくなってます。
異論のある方もいるでしょうが、タイプとしてはJ・P・ホーガンのような感じです。重くも無く、軽くも無く。そこそこの手軽さで楽しめた作品でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サイエンスフィクション
- 感想投稿日 : 2017年11月10日
- 読了日 : 2003年1月10日
- 本棚登録日 : 2017年11月10日
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