おれたち、ザ・コミットメンツ

  • 集英社 (1991年6月1日発売)
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感想 : 1
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バリータウン三部作の一作目。二作目から読んだので前後しますが、全く問題無いです!それぞれ完全に独立した作品と考えて良さそう。

確かに主人公は二作目の主人公の息子で、ヒロインの兄ですが。でも一作目は彼とそのバンド仲間たちの話なので。二作目で茶目っ気たっぷりに描かれていた愛しいラビット家の面々、個性的な脇役の面々はほぼ登場しません!

チラッと数行パパ、シャロン、ママ、ダレンが登場するくらい。

二作目から読んだ身としてはそこが残念。これはやはり作順通り読むのがオススメです。

本作は何と、サザンオールスターズのベーシスト、関口さんが翻訳されてるんですよ!

これにまずびっくり。

アマチュアバンド結成から始まるんですが、面白いのは、主人公が音楽を聴くセンスのあるマネージャー視点、と言うこと。バンドメンバーに変わりありませんが、そうすることで俯瞰して見られるんですね。

ソウル音楽、60~80年代音楽に感心が無いとついていけない部分もあるかも知れませんが、勢いのある文章で、ノンストップで一気に読んでしまいました。遅読の私が二、三時間で読めたので普通の方なら一時間あれば読めるのでは。

バンド経験など無くとも、青春の熱いエネルギーをリアルに感じられるはず。何かやってやりたい!作りたい!って気持ちが湧くかも。

私はジェームズとミッカーが好きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 大衆小説(海外男性作家)
感想投稿日 : 2012年8月7日
読了日 : 2010年11月16日
本棚登録日 : 2012年8月7日

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