TLにありがちな、なにこれほんとに有料で出してる出版物?なものではないのです。
ちゃんとした作品です。
酷評されてるレビューもあったので、それは書いておきたいなと。
みなさん様々ですが、個人的には、かなり気持ちを動かされた。
クライマックスまではね。
涙ぐみつつ読んだのです。
そのあと、ハッピーエンド?に至るまでは、もう、さらっと読むしかないって感じ。
ヒーローの言葉には今更感が強いし、ここで素直になれるんなら、もっと早く素直になれたでしょって思うし。
まあ、ヒロインちゃんが幸せならそれで良いんだけど、もっと良い読後感にするためには、どうすれば良いか、ぐるぐる考えちゃった。
ヒロインちゃんは、健気で頑張り屋さんな良い子です。
男性陣が、みんなヘタレか、クズばっか。
ヒーローの当て馬ポジションの彼も、文化の違いとはいえ、現代に生きるわたしの感覚からいけば、クズ。
ヒロイン兄もヘタレ。
お父様だけは素敵だったけど、直接の登場はなしだしね。
ホント、ヒーローがカッコよくないと、読んで楽しみ半減なのは実際のところではあるんだけれど、いっそ、どMなヒーローとかにして、ヒロインに冷たい目で見られたいとか、罵られたいがために、ヒロインに冷たく当たってたとか、そういうのにするとかすればよかったのかな。
いずれにしろヒーローの好感度はだだ下がると思うけど。
以前、いじめっ子ヒーローが、ヒロインの泣き顔が大好きで、いじめ過ぎて嫌われて、って話を読んで、それもスッキリしなかったけど、なんにしろ、酷い目に合わされてた相手と結ばれて幸せになるためには、それなりに、腑に落ちるための、強い理由が必要ですね。
個人的には、やっぱり素敵なヒーローが登場する作品のほうが、読んでて幸せ。
ヒロインちゃんは、言うまでもなく。
- 感想投稿日 : 2022年5月31日
- 読了日 : 2022年5月31日
- 本棚登録日 : 2022年5月31日
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