砂川先生がこのような著作を残していたとは。
一般向けに書かれた内容にもかかわらず、現代物理へと続く思考の流れを、誤魔化すことなくたどっている。
物理に限らず科学は常に修正され続けていくものだが、過去のパラダイムが当時としては如何に妥当であり、またなぜ修正の必要が出たのかを考えていく過程は驚くほど教育的であり、目を養う。
一般向けの本の博物的な内容に飽きている人は、一読の価値ありだろう。
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- 感想投稿日 : 2012年2月23日
- 読了日 : 2012年2月23日
- 本棚登録日 : 2012年2月23日
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