ビジョナリーカンパニー1、2に続いて今回も購入。新聞広告に出てたのを見てすぐに購入したのだが、若干敷居が高く今までは本棚の肥やし。今回思い切って読み始めた。
ビジョナリーカンパニーと同じく、調査対象(今回は「人」)に対して様々な側面から調査を行い、そこから導き出した仮説に対して検証を行い結論付けている。ビジョナリーカンパニーの時は企業の活動や数値といった相対的に捉えやすいものが対象であったのに対し、今回は人が対象のためインタビュー形式によるもので、キーワードだけでは判断がつかないものも多く、文脈の中で捉える必要がある。この調査の難しさはここにあるのではないだろうか。ただ様々な分野のビジョナリーピープルにインタビューして回るというのは無茶苦茶刺激的なことだろう。
内容は翻訳の影響もあるのか難しいものであったが、結論としては自分の存在することの意義や自分がなすことの意義を明確に理解し、それに基づいて適切な思考や行動を行なうということになるのだろう。それを様々な分野の人々を例に取りながら解説している。
この本で印象が深かったことをいくつか挙げると、
1.ビジョナリーな人にとって、成功の定義は富や栄誉ではなく、自分が没頭できる生きがいを永続的にできることであること
2.ビジョナリーな人は情熱や愛情をもって自分が生きがいとするものにぶつかっていくこと
3.ビジョナリーな人は失敗から学ぶ姿勢ができていること
いくつになっても人間チャレンジが必要だと思うし、情熱を以ってコトにぶつかる必要があると認識させられる。
- 感想投稿日 : 2012年6月3日
- 読了日 : 2007年7月18日
- 本棚登録日 : 2012年6月3日
みんなの感想をみる