南蒼斗さん(所属:総合科学部社会総合科学科心身健康コース)推薦
なぜこれほど「うつ病」が増加したのか。精神科医である著者が、自らの臨床経験も振り返りつつ精神科医療についての問題提起を行う。扱われるテーマはうつ病、ASD、アルコール依存症、PTSDだ。
精神疾患についての情報が広まったことは、どのような影響をもたらしたのか。抗うつ薬とメンタルクリニックの増強は、うつ病への対策になっているのか。診断は どのような意味をもつのか。障害は個性なのか。
さまざまな観点から、心の病を取り巻く現状と、サイコバブル社会の帰結が述べられている。
心の病に関心を持つ人に推薦できる一冊。
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- 感想投稿日 : 2022年7月20日
- 本棚登録日 : 2022年7月20日
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