戯曲。非常に面白い。
ガリレオガリレイが天動説を証明しようとする。
ユーモラスでダイナミック。
「ものごとを疑いを持って見ること、自分自身の目で見ること」を訴えかけてくる。
印象的だったのは以下の部分。
「真理を知らぬ者は馬鹿だが、真理を知りながらそれを噓だと言う者は犯罪者だ」
「君たちは、何のために研究するんだい? 私は思うんだ、科学の唯一の目的は、人間の生存の辛さを軽くすることにある、と」
真理は追究されるためにある。そして見つけられた真理は共有されねばならない。科学は人間の発展のためにあるものであり、科学そのものの発展のためにあるのではない。
まるで一本の映画を観ているような作品だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドイツ文学
- 感想投稿日 : 2020年5月20日
- 読了日 : 2020年5月20日
- 本棚登録日 : 2020年5月20日
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