アベノミクスの終わり・リフレ派の嘘 (アゴラi文庫)

  • アカシックライブラリー (2013年10月4日発売)
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感想 : 2

藤沢数希氏と池田信夫氏の対談本。先日、リフレ派の竹中平蔵氏と高橋洋一氏の対談本を読んだばかりだが、その対立本ということなる。ポール・クルーグマン氏の著作を何冊か読んだこともあり、個人的な思想としてはリフレ派なのだが、本書を読んでよく分からなくなってしまった。彼らの指摘の一つ一つは的を射たものだからだ。

ただ…。「んぢゃぁ、どんな社会が良い社会なの?」というところは論じられておらず、現実に上手く行かなかったところをあげつらった揚げ足取り的な印象で、建設的な展開ではない。両名の言ってることが正しい指摘と思うものの、社会システム全体を捉えたものではなく枝葉論的的なので、部分最適による全体最適の阻害についてはどう考えるのだろう? と、腑に落ちない何かが残ってしまった。

ま、頭のいい人たちの話なので、正直なところ、ついていけないのではあるが…。 (><)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2013年11月5日
読了日 : 2013年10月22日
本棚登録日 : 2013年10月22日

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