賭ける魂 (講談社現代新書 1942)

著者 :
  • 講談社 (2008年5月16日発売)
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本棚登録 : 106
感想 : 18
4

最近書いてなかったので、書いてみよう。

タイトルからもわかるとおり、賭けるってどういうことって話。
要するにギャンブルね。

まあ俺は賭け事とか好きやから、おもろくてスラスラ読めた。
内容も軽めで読みやすかった。

ギャンブルっていうと、あんまよくないイメージを持つ人も多いかもしれないけど、ぶっちゃけ賭け事のひとつやふたつもできないような人はあんまおもしろみがないね。
アメリカやとすぐWanna bet?と会話にでてくるが、日本人との会話ではあまり、賭ける?って聞かない。健全っちゃ健全なのかもしれない。
のくせにパチンコ業界とかがここまで発展してるっていう。
俺はパチンコはギャンブルやないと思う。あんなものは、宝くじと同じ。
ほんとうのギャンブルは人と人とのぶつかり、心理戦、読みあいとかそういうものがないと。何より、自己と向き合い自分の弱さと戦う行為やと思う。
そういう意味では、スポーツやらなんやらの全ての勝負に通じること。
またベガス行きたい。

って、本からちょっと反れてしまった。
作者は東大出て、大学院行って、シカゴにも留学してる。
宗教人類学者らしい。
なのに競馬とカジノが好きなんだなーこの人って感じの内容。

運とは、偶然とは、とかも語ってて、おもしろい。
またヘミングウェイ、ドストエフスキーなどにも触れてて興味深い。

まあサクっと読めるのでおすすめ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人生
感想投稿日 : 2010年12月16日
読了日 : 2010年12月16日
本棚登録日 : 2010年12月16日

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