聴覚障害を持ちながら、四ヶ国語を話す理由。
なにか凄い外国語習得方が書かれているのがと期待したひとは、残念でした。(実は私もちょっと期待してたけど)
韓国に生まれ、親に何度も捨てられ、日本へ渡り、苦労に苦労を重ねた著者が、ハンデを文字通りバネにして、時々落ち込みながらも、持ち前のポジティブさで幸せへと突き進むお話。
耳の聞こえなくなった彼女にとって、語学の習得は、自信の源なんだろう。
また、勉強するには環境も悪かった。
日本の小学校では、日本語が出来ないことと耳が聞こえないことを理由に、知的障害児のクラスで勉強することになる。
でも、それも彼女にかかれば、日本語を学習するのに良い環境だった、という事になってしまう。
英語やスペイン語習得についても、あっさりと書かれているが、どれだけの努力をしたのだろうかと思う。
外国語の学習法は書かれていないと言ったが、外国語習得と自分らしく生きることには共通点があり、その方法を身を持って教えてくれるこの本、読んで損はありません。
2時間くらいで読めますよ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・物語
- 感想投稿日 : 2011年9月13日
- 読了日 : 2011年9月13日
- 本棚登録日 : 2011年9月13日
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