メリットの法則 行動分析学・実践編 (集英社新書)

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  • 集英社 (2012年11月16日発売)
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感想 : 91
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購買も行動の一種なので行動分析学の手法が当てはまるのも納得。
嫌子(自分にとってマイナスなこと)を消失させる行動があるとそれを繰り返すという説明があったが、企業の科学で強調されていた痛みに寄り添うアイデアというのはこの原理にブッ刺さるものを作れということだと思う。

人が頭で考えている行動理由と実際にその行動をとった理由、つまり理性と感情は一致しないことの方が多いのを再認識した。

そんなに短気じゃ損だよと指摘したら性格だから仕方ないと開き直られたことがある。まるで自分じゃコントロールできないような言い方だったけど怒りって実際何かしらのメリット(気を使って周りがちやほやするとか)を感じて表出してるよね。やばい人に何かされても怒らずに逃げるでしょ、結局は怒るかどうかも自分で場面に応じて選択しているわけ。
だからどんな理由であっても機嫌悪いからって他人に当たるのは幼稚だしただの甘えでしかないと思うんだよね。機嫌の波を周りに悟られているようじゃ人は寄ってこない。

てめえの機嫌くらいてめえで取りやがれ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年2月28日
読了日 : 2020年2月28日
本棚登録日 : 2020年2月28日

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