面白くて仕事に役立つ数学

著者 :
  • SBクリエイティブ (2017年8月26日発売)
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感想 : 10
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難しい数式は出てこなく、さらっと読めました。

■メモしたいところ
・「科学的」ということに対して、万能でないことを意識する
西洋の科学では、一つの考え方で全体を説明しようとする傾向がある。
人間が方法論を考えたのだから、万能な方法などない。いろんな見方ができるようになろう。例えば「利益が多ければ、会社にとってよい」というのは思い込みで、利益が多くても処理しきれない廃棄物を出したら意味がないという視点ももつ。

・GDPが高いと景気がいいといわれるが。。
そもそもGDPは、国全体で生産した総量を出している。そこには売れていない在庫も含まれている。GDE(国内総支出)は国全体がどれくらい支払いしたかを示しており、GDEも見た方がよい。

・投資と投機は違う。
投資は企業を応援。投機は株価の数字を気にして差額で儲けようとすること。
投資で知っておくべき指標
 -株式時価総額=株式数x株価 (会社の力とする)
 -EPS(Earnings per share)=利益/発行済株式数(一株当たりの利益)
 -ROE(Return On Equity)自己資本利益率=当期純利益/自己資本x100
=>当期なので1年しか見ていない未来への投資が見えないので注意!
 -PER=時価総額/純利益 
 (東証1部で、平均15ぐらい。低いと割安感。この数字が回収できる年数を想えばよい)

・パレードの法則は80:20だが、78:22もよく見る比率。
 例えば、(79:21ですが)酸素の割合。25以上だとすべて燃える。19以下だと大型動物は死ぬ、鳥は空を飛べない。12以下だと火は起こせない。
 絶妙な割合で生きられる。

・調和平均:速度の計算でよくつかう。
 データの個数/データの逆数の和

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2018年5月6日
読了日 : 2018年5月6日
本棚登録日 : 2018年5月4日

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