くまざわくんシリーズの中でも一番好き。
くまざわくんののほほんとした性格といぬうえくんのちゃきちゃきした哲学的?な性格が対照的で面白い。
くまざわくんの宝物をなぜかいぬうえくんが持っていて、「しばらく」いぬうえくんにその宝物を貸すことになります。
「しばらく」ってどのくらい??
早く返してほしいくまざわくんは悩みます。
かわりにいぬうえくんの大切なものを貸してとお願いすると、いぬうえくんは自分の名前を貸してくれます。
最後に「しばらく」というのは人のさじ加減だということが書かれていて、貸した人の「しばらく」より借りた人の「しばらく」の方が短いほうがいいというようなことをいぬうえくんが語ります。
確かに。てか、いぬうえくん!わかってるなら早く返してあげなよってつっこみたくなるけど、のほほんくまざわくんはそんなこと気にしません(笑)
目に見える大切なものと、目に見えないけど大切なもの。
そんなことにも気が付かされる1冊です。
いぬうえくんの宝箱には何にも入ってないけど、たくさん詰まってるんです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2012年3月3日
- 読了日 : 2012年3月3日
- 本棚登録日 : 2012年3月3日
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