いい努力

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  • ダイヤモンド社 (2016年7月22日発売)
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マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった
いい努力
著:山梨 広一 2016/7/23

努力をしないよりはしたほうがいい。仕事でも学びでもトレーニングでも、一定の努力は必要不可欠だ。それでも、「努力をすればいい」と思った瞬間、大事な点を見失ってしまう。問題は労力やかけた時間ではなく、努力の質にある。

「いい努力」のポイントは以下の7つ
①成果につながるもの
②目的が明確なもの
③時間軸を的確に意識しているもの
④生産性が高いもの
⑤充実感を伴うもの
⑥成功パターンが得られるもの
⑦成長を伴うもの

本書の構成は以下の5章から成る
①努力の質を変える
②いい努力を生み出す思考法
③いい努力につながる時間術
④いい努力を進化させる
⑤人と一緒にいい努力をする

誰しもが「努力」をしている。しかし、努力の質を考えて「いい努力」をしている人は数少ない。

多くの努力の中にはもちろん「いい努力」もあれば「悪い努力」やその「中間の努力」等があり、少しでも「いい努力」の割合を増やすことができるにこしたことはない。

がむしゃらに努力することも大切であり、経験等がない時に効率や質だけを優先的に考えて努力するのも少し違う。しかし、ある程度の場数を踏み、そして立場が変わるにしたがって「いい努力」はより必要となる。

努力の数や量を増やすことを続けながら「いい努力」を探しながら進んでいきたい。


マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった
いい努力
著:山梨 広一

同じ時間と労力をかけるのであれば、すべて「いい努力」に転換したほうがいい。だが「いい努力」は何となくできるものではない。つねに行動の質を自覚し続けないことには、「とにかく時間をかける」「がむしゃらに頑張る」というパターンに戻ってしまう。

無意識のうちに時間を費やしてしまっている「悪い努力」を排除して、時間と自らの能力を最大限に活かすための働き方をつくっていこう。

本書の構成は以下の5章から成っている。
①努力の質を変える
②いい努力を生み出す思考法
③いい努力につながる時間術
④いい努力を進化させる
⑤人と一緒にいい努力をする

いい努力を行い無駄なく100%成果に結び付けたいと思うがなかなか簡単にはいかない。

いい努力は今の目の前にある成果を出すということではなく、数年後の自分がその行いを褒めたたえてくれたり、自分本位ではなく、周りの人にも良い影響を与えるものを指すように思う。

そのために行うことは、「努力をする」前段階の準備であったり心構えであったり、途上の確認であったり、事後の反省も含まれる。

自分本位ではないと言えども、最低限自分も笑いながら行える努力、継続できるそれを目指したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思考法
感想投稿日 : 2019年3月31日
読了日 : 2019年3月31日
本棚登録日 : 2019年3月31日

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