問題解決に効く「行為のデザイン」思考法

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  • CCCメディアハウス (2015年9月17日発売)
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プロダクトをデザインする際に、そこにある課題は、デザイナーのみで解決することではなく、すべてのセクションをまたがってデザインするべきだと。ユーザーの行為を妨げるものは、いろいろあると。例として、電車の切符の自動販売機が挙げられている。海外は、販売機の表示にある行き先の駅名を押せばいいが、日本では料金の表示しかなく、いくらであるかはべつの表示を見る必要があり、スムースな行為を妨げていると。確かにこの本に取り上げられている事例、作者のデザインによるものなど、なるほどと思うし、プロダクトのデザインのみならず、コミュニケーション全体のデザインにも言えるのではないか。その行為のデザインのためのワークショップの方法まで解説があり、いちどやってみたいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: デザイン
感想投稿日 : 2015年12月16日
読了日 : 2015年12月15日
本棚登録日 : 2015年12月16日

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