「思い通りの目が出るまでサイコロを振り続ける」自分の立場を使い分け、詭弁で切り抜け、多弁で煙に巻く「言論術」。
「中立公正」に縛られたマスメディアは目の前の声の大きい権力者を恐れ忖度し反対する意見をほとんど取り上げてこなかった。
『誰が橋下徹をつくったか』サブタイトルに「大阪都市構想とメディアの迷走」とある通り、メディアの責任は大きい。
ただ、それを黙認していた私達、視聴者に責任はないのか?
「世界の歴史にはかしこくない人々が勇気を持ち、かしこい人が臆病だった時代がいくらもあった。」「平和を乱すことがなされたら、それをしたものだけでなく止めなかったものにも責任はある」どちらもケストナー『飛ぶ教室』の中の一節だ。勇気を持ち声を上げ続けよう。
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- 感想投稿日 : 2016年4月13日
- 読了日 : 2016年4月13日
- 本棚登録日 : 2016年4月13日
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