優しめなタイトルに見えますが、高度な行動認知療法の考え方と事例について書かれた本です。
認知再構築のための暴露療法について書かれており、パニック症やうつ、不眠症などの症状に対して、どのような考えで治療に貢献するかなどが具体的に書かれています。対話スタイルでの治療例も書かれており、対話のイメージが掴みやすいため、患者の考え方がどうやって変わっていくかを感覚としても理解できます。
邦題の「ふだん使い」から「気軽にできる」という印象も受けますが、実際は短時間で効果的な治療をするための技術について書かれています。暴露療法の実践には専門的な知識が必要に思いますが、暴露療法の効果を知るのには良い本だと思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月23日
- 読了日 : 2021年1月23日
- 本棚登録日 : 2021年1月23日
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