朝ドラの「ひよっこ」って団塊の世代の上京物語だと思うんだけど妙に滅菌された感じが気になっていました。もちろんファンタジーなのでエンタメとしてはそれでいいと思うのですが。と、いうことに改めて気づいたのは永山則夫の東京での最初の働き口が米穀店という記載があり、おっ!ミツオと同じじゃん、と思ったからです。2020年東京での世界的祝祭が終わる時、地方と東京の関係はどうなるのか?地方と東京を繋ぐ〈人〉という血液の血管が〈上京〉という現象だとした時、それは一方的なものであり続けるのか?2020年の問題は団塊の世代がすべて75歳以上になる2025年問題とセットなのだと思います。団塊までのヒートアップな上京とそれ以降のクールダウンな現状と、そしてそのあとの上京情況は?もうちょい考えてみたいです。
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- 感想投稿日 : 2017年11月22日
- 読了日 : 2017年11月22日
- 本棚登録日 : 2017年11月22日
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