サマーレスキュー ~天空の診療所~ (河出文庫 は 13-5)

著者 :
  • 河出書房新社 (2012年7月18日発売)
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本棚登録 : 292
感想 : 51
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描写で、そのシーンが思い浮かぶような
文章の綴り方が実に巧みである。

なぜ山に登るのか?それは、山があるからだ。
山で遭難する人が増えている。
山であるからこそ、病気になれば、死に近くなる。
山に 診療所を作ることを 考えた 山小屋の人。
そして、医者が それに応える。

なんの設備もない診療所で、
医師は 決断を迫られ、そして 医療の原点に立ち戻る。
患者の手を握って、励まし続ける。
それが、医師の最初にすべきことだという。
最新の医療設備を持っていても、患者を死なせてしまう。
山の診療所によって、医師が医師であることを自覚する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療/薬草/漢方
感想投稿日 : 2018年9月25日
読了日 : 2018年9月25日
本棚登録日 : 2018年9月25日

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