描写で、そのシーンが思い浮かぶような
文章の綴り方が実に巧みである。
なぜ山に登るのか?それは、山があるからだ。
山で遭難する人が増えている。
山であるからこそ、病気になれば、死に近くなる。
山に 診療所を作ることを 考えた 山小屋の人。
そして、医者が それに応える。
なんの設備もない診療所で、
医師は 決断を迫られ、そして 医療の原点に立ち戻る。
患者の手を握って、励まし続ける。
それが、医師の最初にすべきことだという。
最新の医療設備を持っていても、患者を死なせてしまう。
山の診療所によって、医師が医師であることを自覚する。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
医療/薬草/漢方
- 感想投稿日 : 2018年9月25日
- 読了日 : 2018年9月25日
- 本棚登録日 : 2018年9月25日
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