企画書・復刻版 1999年のためのコンセプト・ノート

  • メタブレーン (1997年6月1日発売)
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感想 : 3
4

この本を1981年に書いたと思えないほど、
その考えている核心は、斬新である。
インターネットがないときから、
つながるという考え方をもっていた。
 
今の時代は、情報が膨張している。
その中でいかに無駄をなくしていくのか?
情報蓄積量が知識とするなら、情報量を伝達するのが、教育である。
しかし、どのような情報を伝えるのか?
情報の収得方法が、重要である。
「教育とは、ある個人的意識を量的に拡大していくためのシステム」
教育とは、「発見していく過程=新しい情報との出会い」

素人感覚で、いつもみてみる。
そこにおこっていることは、どういうことなのか、
目的を整理することによって、もっと鮮明にできる。

広告代理店とは何か?
広告そのもののあり方を考える時期にきている。
そこには、ブランドという考え方は、あまりない。

今の事象で、ルイビトンがなぜ売れるのかが、重要である。
 
医者とは、先生とは何か?
病気がなぜ起こるのか?
病は気から・・
 
デジタルシーン
一生みてきたことを一瞬の間に見せる。 走馬燈

テレビが問題なのは、「受動態」であること。
受動態の中で、押しつけられる結論。

これから必要なのは、「出会い産業」である。
どうやって、「ほしい人」と「売りたい人」を適切につなげるのか?
   
ライフスタイルの売り方。

治安がよくなったことが、父親が守るべき家族がなくなった。

ルールがあるとこだわる。
もっとこだわらないようにするためには、どうするのか?
なぜ?
生活者にとって、どうなのか?

無駄ではないか?
そういう風に見る視点を得た。

プロとは、「常に自分に身についてしまう
経験や技術を捨て去ることができる人」 

「個体は個体のままでは死なず、必ず類として死ぬ」

「歴史が動くもの、であるとすれば、
それは矢印をもって移動しているのではなく、
ゆっくり膨張しているのだろう。」

「腹が減ってきてから食事の時間がきたのに、
今は腹が減る前に食事の時間がきてしまう。」

「人間は本質的にコミュニケーションを求める生き物だと思う。
コミュニケーションの本質は、
<理解>ではなく<干渉>である」

東京は、「誰もみてくれないから、逆に、どんな格好でもできる」
「内容の時代ではなく、方法の時代」
「マンツーマン広告」

「選ばれる側の数を増やしていくことが
選ぶ側の数を増やす」ミラレルの法則

出会い旅行代理店
子供たちは自分が楽しいことしかやらない。

「日本には「情報」とか「企画」という、
非具体的なものに対して金を払う習慣がなく、
それはそれで正しい態度かもしれない。」

「すぐれたジャーナリストというのは、
多数の人の正義感と好奇心の代理なわけだよね。」

「人に食べられるものとしての鶏」

「宗教は人を信じるところから始まった。
貨幣は人を信じないところから始まった。」

「確固たる方法論をその芯の部分にもちながら、
現実の動きに反応できるアイデアマン」

「人間の生き方をデザインする。商売のシステムをデザインする。」
 
無駄 空車を回らせないといけない無駄
   本屋に並べるほんの無駄

リサイクルショップ
情報効率が悪い。
運営効率が悪い。
構造の上で、考えるのではなく、
構造の上にのっている構造自体も考えるときである。 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 企画
感想投稿日 : 2013年4月3日
読了日 : 2013年4月3日
本棚登録日 : 2013年4月3日

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