ザ・ゴール2

  • ダイヤモンド社 (2002年2月21日発売)
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感想 : 10
4

「ザ・ゴール」をよんだときには、かなり刺激的だった。
生産工程におけるボトルネックというテーマに関して、きわめてわかりやすく説明してあった。
一体どこにボトルネックがあるのかを考えて、
今の新しい方法でボトルネックを解決することができるように思える。

今回の思考プロセスの問題は、かなり重要な感じをしている。
私のいままでの思考方法は、
1,現状認識
2,問題点と課題
3,解決方法
4,解決はどこまでできたのか?
5,さらなる課題。

という5つの課題に分けて考えていたが、
しかし、今回の思考方法は、かなり考え方が、おもしろいように思える。

何をかえればよいのか? What to change?
何にかえればよいか? What to change to?
どのようにかえればよいか? How to cause the change?

1,現状問題構造ツリー Current Reality Tree
2,雲(対立解消図) Cloud
3,未来問題構造ツリー Future Reality Tree
4,前提条件ツリー Prerequisite Tree
5,移行ツリー Transition Tree

1,現状問題構造ツリー Current Reality Tree
問題解決にあたって
「何をかえれば最大の結果が得られるのか?」
を明確にするための手法。好ましくない結果 
UDE(Undesirable Effects)を列挙し、これらの因果関係を見つける。
つまり症状。この中で、かえるべき根本的問題を見つけだす。

UDE
1,競争がますます激化している。
2,価格引き下げのプレッシャーがますます増大している。
3,市場が望む価格では、十分なマージンがとれない場合が増えている。
4,市場の期待に応えるパフォーマンスを示すことができないと、
  市場から見放されてしまう。
5,マネージャーは、部分最適化を達成することで、会社を運営しようとしている。
6,社内のそれぞれの部署同士で、互いのパフォーマンスの悪さを責め合っている。
7,売上増大のために何か対策を講じろと、
  ますますプレッシャーが高まっている。
8,新製品をこれまで以上のペースで投入しないといけない。
9,新製品が次々と導入され、市場が混乱する。
10、新しい販売チャンネル、製品は、既存の販売チャンネル、
  製品の売上減につながる。
11、営業スタッフの多くが、必要な営業スキルに欠けている。
12、営業スタッフに負担がかかりすぎている。
13、製造、流通部門の改善が順調に進まない。
14、技術部門による新製品の開発が順調に進まず、信頼性にも欠ける。
15、革新的なマーケティングのアイデアが企業には、かけている。

2,雲(対立解消図) Cloud
健全な家庭生活を営む ←安全のため←10時までにかえる。
            ↓↑コンフリクト
←仲間はずれにされないため←12時までにかえる。

そのために、シャロンに対して、「夜迎える。」ということになる。
○コスト会計のあり方
在庫を減らすことによって、決算として「マイナス」になる。
なぜその「在庫」がいるのか?「在庫」をつくるために、生産する。
→結果として、キャッシュフローを圧迫する。
→在庫を減らすことによって、新しい商品を投入してもいい。

○win-win となるためには、・・
「ソリューション」→「経験と勘」
「本能的に感じることを、言葉に表現してみることで、
経験に基づいた自らの勘を最大限活かすことができる。また、それを確認する能力がえられる。」
「経験と勘を活かす手段がいる。」
○制約条件の理論「Theory of Constraints」

ボトルネックをよく考えることだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マーケティング
感想投稿日 : 2021年6月8日
読了日 : 2021年6月8日
本棚登録日 : 2021年6月8日

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