陽だまりの迷宮 (ハルキ文庫 あ 14-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2004年5月1日発売)
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本棚登録 : 140
感想 : 28
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11人きょうだいの末っ子生夫の元に降り掛かる謎。その謎を解いてくれるのは下宿人のヨモギさんだった。日常の謎ものとしても大家族ものとしても中途半端な感じを持ちながら読んでいたのですが、ラストに訪れるとある解明で世界が一変します。物語に光が差し照らされます。それが多少無理強いでも気にならないくらい、鮮やかなやり方に驚きました。
あらすじなどには「ほのぼの」という言葉で紹介されているのですが、実際には人の持つ厭な部分を書いて、それに対するフォローなしに済ませている部分も多くあるんです。まあ何もかもが丸く収まるって方が無理なのかもしれませんが、ちょいと気にはなるんですよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 在庫なし
感想投稿日 : 2012年2月13日
読了日 : 2012年2月13日
本棚登録日 : 2011年6月11日

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