プロフェッショナルへの道

著者 :
  • 致知出版社 (2013年4月12日発売)
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感想 : 4
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月刊誌「致知」に掲載されている対談集より、厳選された10話を再収録したもの。各界一流と言われる人たちの「生き方・考え方」が綴られた一冊。
以下、参考になった点、引用、自己解釈を含む。

■栗城史多
・生きることは、長く生きるかどうかではなく、何かに一生懸命打ち込んで、そこに向かって命を燃やしていくことだと思います。
・苦しみには3つの特徴がある。「苦しみと闘おうとすればするほど、その苦しみは大きくなっていく」「苦しみから逃げても、どこまでも追ってくる」「苦しみは必ず喜びに変わる」
・成功の反対は「失敗」でなく、本当の失敗とは「何もしないこと」である。

■佐藤可士和
・いつも打率10割、全てホームランにしようと思ってやっています。何人ものクライアントを抱えると、つい目の前のクライアントを「大勢いる中の1人」と捉えがちですが、それは違います。クライアントにとっては、一回、一回が真剣勝負で、社運を賭けて臨んでいるわけですから、失敗なんて許されない。
・「そもそもこれでいいのか?」と、前提を疑い、検証をしてみることが大事。

■長谷川千波
・毎日絶対に数字から目を離さない。営業は目標を達成することが仕事。「できるかどうか」を議論の俎上に載せてはいけません。「いつまでに、どの方法で、達成するか」に集中する。
・営業という仕事は、数ある職業の中でも「お客様の心が変わる瞬間」にライブで立ち会える仕事。

■武田双雲
・エネルギーの源泉は「感謝、感動、感性」の三つ。とにかく何にでも感動しちゃうこと。ご飯を食べる時は必ず目をつむって食べるし、お風呂に入るときはそのお湯の感触を味わったり、水の循環をイメージしたり。顔を洗う時も、顔を洗えていることへの幸せを噛みしめるようにしています。今日という日をどれだけ深く味わうかということです。毎日のことでも、新鮮に感じられるように心がけないと、ただの行為になってしまう。当たり前のことをいかにおもしろく、感動、感謝出来るかということはかなり意識をしながら四六時中生きています。
・日々の出来事に、感謝すべきことを見出す意識を持つ。これを繰り返し訓練することで、感謝力は鍛えることが出来る。

■岸田周三
・何に挑戦するにせよ、何かしらの制約や障害が伴うもの。しかし多くの制約や障害は自分自身の「想い」があれば突破できることの方が多い。
・どんなに大きな目標も、段階を踏んだ「やるべきこと」を明確化することで、積み上げていくことが出来る。

■久留あさ美
・「自分を信じる」ということはもの凄く難しいこと。決して簡単ではありません。けれど、人生をかけてそこにトライする価値のある壮大なテーマだと思ってます。
・人生は一夜にして劇的に変わる瞬間がある。それは自分が人生のリングにあがると決めることから始まります。リングにあがるということは「打たれに行く」ことであり、先の見えないリスクが伴います。けれど、このリスクを受け入れる「覚悟」が備わった時に、人は変わる。
・一人の心が高まると、それに影響を受けて周りの人たちの心も高まっていく。この心の連鎖がやがては世の中を変える力になるはずです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年3月22日
読了日 : 2015年3月22日
本棚登録日 : 2015年3月22日

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