源狼 GENROH (通常版) - PSP

  • アイディアファクトリー
2.85
  • (0)
  • (8)
  • (10)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 65
感想 : 8
2

フルコン断念しました。
とりあえず軽く感想とダメだった理由など↓

【基本のこと】
・奥州にいる間は幼少期のお話。日常編なのでストーリーとしては平坦
・京都に行ってからが源平戦争のはじまり。ストーリーとしては「ようやく動き出した」印象
・選択肢が少ない

【ストーリー・展開のこと】
・序盤の「奥州時代のお話」はまとめて全部飛ばしても支障がないくらいに中身がない。

・後半の「京都」からストーリーが動きだす、のだが、源平戦争って根本的に、戦闘ものとしては盛り上がらないと思うのです…。

…というのも、最終的には皆入水自殺しちゃうので。
極悪非道な敵将をうち果たしたぜ!…みたいな達成感とか盛り上がりがない。
加えて、物語が淡々と進むスタイルの作品ですので、相まって盛り上がらない戦闘シーンが続く。
結構飽きる。
…というか本当に盛り上がらない。

・恋愛要素も…どうなんでしょうね。
糖度が抑えめになってしまうのは戦乱ものの宿命ですが、それを補えるだけ恋愛過程が描かれるかというと、それも「否」です。

・前半の奥州時代はやたら丁寧に描写する割に、後半の源平戦争は駆け足。それもストーリーを単調にしている原因かも。

【その他諸々感想】
・作り手への溢れんばかりの奥州愛は伝わります。
…でも、その愛が過ぎて作品によくない影響を与えてしまっていると思う。

前半の幼少期はお話として重要なパートではなく、もう少し「流しても」いい部分。それをあそこまで丁寧に描くのは奥州の良さを紹介したいが故だと思うのですが・・・、
にしても、長い・くどい・大切なもの忘れてない?と言いたくなるような感じ。

一言でまとめると「バランスが悪い」ですね。

・攻略対象も…ちょっと。微妙。

・主人公の設定がまるで生きていません。
特異な”目”を持っていてもそれを活かして商売するシーンはなく。
大商人の当主という設定を活かして戦に絡むでもなく。
・・・むしろ自分の責務を放り出して意中の人に無理やり「付いていく」だけの我侭娘にしか見えなくて・・・。
・・・・・・これだったら京の町娘で充分やん?


主人公が合わず、攻略対象もとくに魅力的にうつらず、ついでにストーリーが冗長・・・となったらもう積むしかないじゃない?・・・という感じ。

読書状況:積読 公開設定:公開
カテゴリ: 乙女ゲーム
感想投稿日 : 2014年4月20日
本棚登録日 : 2012年6月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする